お役立ち!SST!

ここでは、ショートケア「ぶどうの樹」で行っているSST(Social Skills Training)の中で
メンバーさん同士で話し合われた[困り事][悩み事]とその対処法について、
①コミュニケーション・対人関係編 ②日常生活編(仕事・作業編)
の2つに分けてご紹介します。
「同じ思い・悩み」をお持ちの方、必見です!ぜひご参考ください!!

①コミュニケーション・対人関係編


  

≪対処法≫
・発する前に5秒おいてみると、衝動的な部分が少しおさえられるかも
・(特に怒りの場合は)まずはその場からいったん離れる!
・感情を書き出すことで、自分の感情の傾向が見えて対策を考えられるかも
⇒SST:感情のコントロール


  

≪対処法≫
・自分の気持ちや思いを伝えてみる
・個性と捉えてもいいと思います
・自分の得意な部分を個性と受け入れています
・人は人と割り切って考えています
⇒SST:ピアサポート、障害理解


  

≪対処法≫
・まずはタイミング(相手の状況から『手が空いている』、『視線を送ったら目が合ったなど』)をみて、勇気を絞って声をかけています
・「すみません、ちょっとよろしいですか」と声をかけてみる
⇒SST:上手に頼む、会話を始める


  

≪対処法≫
・共通点(趣味や天気など)から話しかけると話しやすいかも
・まずは相槌を打つようにしました
・わからない内容だったら質問をしています
⇒SST:会話を始める・続ける


  

≪対処法≫
・目じゃなくて鼻を見るといいですよ
・体を相手に向けるだけでも聞いている姿勢だと思います
⇒SST:挨拶をする、会話を始める


  

≪対処法≫
・ドラマの演技はストーリーもあるので分かりやすいです。登場人物の感情など想像しながら見てみるのもおススメです
・まずは相手に関心を持つ、相手の立場に立って気持ちを考えてみることから意識しています。
⇒SST:相手の気持ちを読む


  

≪対処法≫
・お笑い番組の司会者とゲストの関わりを見ると分かり易い!
・「こういう事でしょうか?」と話の流れや意図を確認してみる
・親しい相手にまずは聞いてみて、練習するのも良いですよ
⇒SST:相手の気持ちを読む、障害理解

②日常生活編(仕事・作業など)


  

≪対処法≫
・タイマーをセットして時間を区切るようにしています
・好きな香りなど匂いで切り替えることも良いですよ
⇒SST:自分の特徴を伝える


  

≪対処法≫
・当日でなく前日にあらかじめ準備するようにしています
・スマホのカレンダーに入力し、それを見忘れないようにアラーム設定しています
⇒SST:障害理解


  

≪対処法≫
・苦手なことと得意なことを一緒に相手に伝えるように意識しています!
⇒SST:障害理解、自分の特徴を伝える


  

≪対処法≫
・職場では書面での指示をお願いしたいですと思います。
・自分でメモを取りながら確認しています。
⇒SST:自分の特徴を伝える、障害理解


  

≪対処法≫
・スマホのアプリでアラームを鳴らしてみました。予定を忘れることは減ったかも
・スケジュールを書いて見える所に貼っています。周りの人にも知ってもらえるので
→SST:自分の特徴を伝える、障害理解、ピアサポート


  

≪対処法≫
・自分の得意不得意を知っておくと、自分に合った仕事を探せるかも。続けやすい気がする
・働き方(一般/障碍者枠)を見直すことも一つの手段だと思いました。
→SST:自分の特徴を伝える、社会資源、障害理解


  

≪対処法≫
・職場では1つずつの作業をお願いしています
⇒SST:自分の特徴を伝える、障害理解


  

≪対処法≫
・変更が分かった時点で伝えてもらうようにお願いすると良いかも
・突然の変更は仕方がないと割り切っています!
⇒SST:自分の特徴を伝える、障害理解、ピアサポート


  

≪対処法≫
・具体的な数値や時間などで指示や伝えてもらうと分かりやすい
・メモやメールでの説明をお願いすると理解できるかも
⇒SST:自分の特徴を伝える、障害理解


  

≪対処法≫
・時間に余裕をもって外出しています
・下調べしてなるべく乗り換えが少ない方法を選択します
⇒SST:感情のコントロール、ピアサポート


  

≪対処法≫
・他のメンバーさんに相談したら 「自分だけじゃないんだな」と思えて少し気持ちがラクになりました。
⇒SST:ピアサポート


  

≪対処法≫
・学校では敢えて前列に座ることで、他の人など視界に入らないから集中できますよ
・オープン就労(障害者雇用)の職場で、環境や場所の調整をしてもらえるといいかも
⇒SST:社会資源、自分の特徴を伝える

SSTチェックリストぶどうの樹では、SSTやレクリエーションを通してお互いの思いや悩みを共有し、“私はこうしたら良かったです!”とメンバーさん同士で実際の対処法など生の声を聞くことができます。

SSTは全20回のワークですが、全部内容は繋がっているため前後のワークも続けて参加するとより理解しやすくなります。

一人で抱え込まないで…一人で戦わないで…。
まずはスモールステップから、皆で問題を乗り越えていきましょう!